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ブリッジにするかインプラントにするか決められない!選択するならここに注目

medical column

歯を失ったときの治療法として『ブリッジ』と『インプラント』のどちらを選ぶべきか、迷う人は多いでしょう。

それぞれに異なるメリット・デメリットがあるため、自分に合った治療法を見つけるためには慎重に検討することをおすすめします。

選ぶ際には一人一人の症状や希望を考える必要があります。見た目の自然さや噛み心地、費用、治療期間、健康状態やライフスタイルなど、重視するポイントを知っておくとよいでしょう。

この記事では、『ブリッジ』と『インプラント』のそれぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。適切な治療法選びの参考になさってください。

インプラントのメリット・デメリット

インプラントのメリット・デメリット

インプラントにはメリット・デメリットがあり、自分の希望や状態に合わせた選択が必要です。

ここでは、インプラントのメリット・デメリットについて紹介します。

メリット

インプラントのメリットとして、隣接する歯への影響が少ないことや安定性、審美性の高さなどがあげられます。

いずれも健康的な歯を保ちながら生活するにあたり、重要なポイントになるでしょう。それぞれについて、次項から詳しく紹介します。

隣接する歯に影響を与えにくい

インプラントは、失った歯の部分に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。

独立して機能するため、従来のブリッジのように両隣の健康な歯を削る必要がなく、周囲の歯への負担を大幅に軽減できる特徴があります。

それにより、以下のようなメリットもあります。

  • 周囲の歯の健康を長期間維持しやすい
  • 歯列全体のバランスを保ちやすい

このほか、噛み合わせへの影響も少なく、自然な使用感を得やすいため、生活の質や食事への楽しみなどを大きく損なわずに済むでしょう。

『より自然で、自分の歯と同様の使用感がほしい』という人にとって、インプラントはおすすめの選択肢です。

長期間安定した使用が可能

インプラントは、適切なケアと定期的なメンテナンスを行うことで、長期間安定して使用できる治療法です。以下のような点は、優れた使用感につながるでしょう。

  • 人工歯根が顎の骨としっかり結合する
  • 強固な支持力が得られる
  • 天然歯に近い噛み心地が再現できる

このような強度と安定性により、食事や会話の際に不自由を感じることはほとんどありません。

また、インプラントは耐久性に優れている点も見逃せないポイントです。

平均寿命としては10~15年が一般的ですが、日々のケアや歯科医院での定期的なメンテナンスなどを怠らなければ、さらに長期間、快適に使用し続けられるケースもあります。

見た目が自然で美しい

インプラントは、見た目が自然で審美性が高く、天然歯とほとんど見分けがつかない仕上がりになります。

人工歯の色や形は周囲の歯に合わせて調整できるため、一人一人にぴったりの色を選び、違和感のない見た目を実現できます。

前歯のような目立つ部分にも適しており、審美性を重視する人にもおすすめの選択肢です。

デメリット

インプラントにはいくつかのデメリットも存在します。手術が必要になることや高額な費用、条件による治療制限の可能性などは事前に把握しておきたい項目です。

それぞれのデメリットについて、次項から詳しく紹介します。

手術が必要

インプラント治療では、顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術が必要です。

この手術は局所麻酔下で行われますが、手術に伴う腫れや痛みが発生する恐れがあります。

また、以下の疾患を抱えている場合には、手術ができない可能性があることにも注意が必要です。

  • 糖尿病
  • 高血圧症
  • 血液の病気 など

ただし、服薬や専門医による指導が適切であり、総合的に問題がないと判断されれば、インプラント治療の手術が可能になるケースもあります。

費用が高額になることが多い

インプラント治療は基本的に保険が適用されない自由診療となり、治療費が高額になります。

使用する素材や施術内容によって金額は変わりますが、一般的には、1本あたり30~40万円程度の費用がかかります。

また、骨造成や追加の処置が必要な場合には、さらに費用がかかることにも注意が必要です。

治療後も定期的なメンテナンスが必要となるため、長期的な費用負担について計画しておいたほうがよいでしょう。

事前に費用の見積もりを確認し、無理のない治療計画を立てられるように意識してみてください。

健康状態や骨の量によっては適用できない

インプラント治療はすべての人に適用できるわけではなく、健康状態や骨の量によっては適用外になるケースがあります。

例えば、前述の通り、糖尿病や高血圧症などの基礎疾患を持っている場合、手術のリスクが高まるため治療が制限される可能性が考えられます。

また、顎の骨量が不足している場合には、インプラントを安定させることが難しくなるため、骨造成などの追加処置が必要です。

ブリッジのメリット・デメリット

ブリッジのメリット・デメリット

ブリッジは失った歯を補うための治療法で、比較的短期間で治療が完了し、保険適用で費用を抑えられる場合が多いことが特徴です。

ここでは、ブリッジの具体的なメリットとデメリットについて紹介します。

メリット

ブリッジのメリットとして、治療期間が短く、保険適用で費用を抑えられる点、噛み合わせを調整しやすいことなどが挙げられます。

それぞれについて次項から詳しく紹介します。

短期間で治療が完了する

ブリッジ治療の大きなメリットのひとつは、比較的短期間のうちに、負担を軽減しながら治療できることです。

外科手術を伴わないため治療の負担が少なく、数回の通院で装着が完了するので仕事や日常生活への影響が少なく済みます。

短期間で見た目と機能を回復したいと考えるのであれば、ブリッジ治療は有効な選択肢のひとつになります。

保険適用で費用を抑えられる場合が多い

ブリッジ治療は、条件を満たせば保険適用となることが多く、治療費を抑えられるというメリットがあります。保険適用の条件は以下になります。

  • 奥歯は1本、または2本の欠損であること
  • 前歯は連続した4本までの欠損であること(犬歯は含まない)

前歯や奥歯の部分的な欠損に対しては保険適用が認められやすく、インプラントと比較すると初期費用が少なく済むため、経済的な負担が軽減されます。

ただし、素材や治療方法によっては保険適用外となる場合もあるため、事前に確認が必要です。歯科医師とのカウンセリングをしっかり行い、保険適用について理解しておきましょう。

歯列全体の噛み合わせを調整しやすい

ブリッジは隣接する歯に固定する構造のため、噛み合わせの調整がしやすい治療法です。

失った歯の部分を補うだけでなく、全体の歯列のバランスを整えやすくなっています。

このことにより、噛む力の分散が自然に行えるため、食事の際の違和感も少なくなり、食事の楽しみを手放さずに済むでしょう。

デメリット

ブリッジ治療のデメリットについても知っておきましょう。隣接する健康な歯への影響や支えとなる歯への負担、土台の劣化リスクなどが挙げられます。

これらの点を理解したうえで、適切な治療法を選ぶことが重要です。それぞれについて詳しく紹介します。

隣接する歯を削る必要がある

ブリッジ治療では、失った歯の両隣の健康な歯を削って土台とし、その上に人工歯を装着します。このため、健康な歯に対して侵襲的な処置が必要です。

健康な歯を削ることは、将来的な虫歯や歯周病のリスクを高める要因になると考えられているため、今まで以上に細かいセルフケアやこまめな定期検診が推奨されるでしょう。

支えとなる歯への負担が大きい

ブリッジは、欠損部分の両隣の歯を支えにして人工歯を固定します。この構造により、支えとなる歯に通常以上の噛む力がかかることになります。

過剰な負担が続くと、支台歯にひびが入ったり、割れたりするリスクが高まることは否定できません。

また、支台歯の根にまで負担が及ぶと、将来的にその歯を失う可能性もあります。このようなリスクを避けるために、定期的なメンテナンスと適切な噛み合わせの調整を行うなど、積極的なケアが必要です。

土台の歯が劣化するリスク

ブリッジを長期間使用していると、支台となる歯の劣化リスクが高まります。

隣接する歯を削ることで本来の強度が損なわれるうえに、噛む力による負担が加わり、歯根や歯質の劣化が進行しやすくなるためです。

また、ブリッジの下部は清掃が難しいためプラークが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクも高まる傾向があります。

治療法を選ぶ時の注目点

治療法を選ぶ時の注目点

インプラントやブリッジを選ぶ際には、前述のメリット・デメリットのほか、いくつかの要素を考慮する必要があります。

ここでは、治療法を選ぶ時の注目点について紹介します。

ライフスタイルを考える

治療法を選択する際には、自分のライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。例えば、以下のような点を考えてみましょう。

  • 治療にかかる期間
  • 定期的なメンテナンスの頻度
  • 食事のしやすさ
  • 見た目の美しさ

自分が必要とする条件や優先したい項目を考え、ブリッジとインプラントを比較しながら選んでみてください。

健康状態の確認

歯の状態や基礎疾患についても考える必要があります。

例えば、歯周病が進行している場合、完全に治療を終えるまではインプラントの治療を始められず、治療期間が長くなるでしょう。

また、糖尿病や高血圧などの持病を持っている場合には、手術ができない可能性もあります。

このほか、顎の骨量が不足している場合には、インプラントを埋め込むために骨の再生治療が必要になることもあるため、希望通りの治療計画が進まないことも考えておくべきです。

治療費やメンテナンス費用などの予算面

保険が適用されるかされないかなど、費用面でもさまざまな比較項目があります。

ブリッジは保険が適用されることもあり、比較的費用を抑えやすい治療法です。

一方、インプラントは基本的に自由診療となるため、費用が高額になる傾向があります。

また、以下のような費用についても考えておく必要があるでしょう。

  • 定期的なメンテナンス費用
  • 交換費用(必要な場合)

このような費用も考慮しながら、経済状況や長期的な維持費を踏まえ、無理のない範囲で治療法を選択することが求められます。

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保険診療と自由診療の違い

保険診療と自由診療の違い

保険診療と自由診療には大きな違いがあり、治療計画を立てる際には無視できない一面です。ここでは、ブリッジ・インプラントの保険診療と自由診療の違いについて紹介します。

保険診療

保険診療は健康保険が適用される治療で、医療費の1~3割を負担すればよいとされています。

ただし、インプラント治療やブリッジ治療では以下のような条件を満たさなければ適用されません。

治療種類適用条件
インプラント・生まれつきの疾患や腫瘍や事故の外傷により顎の骨を失った場合

・一般的な歯科医院では適用外

・大学病院の歯科や歯科口腔外科での治療が対象

ブリッジ・奥歯、前歯で適用本数が決められている

・素材は指定された金属+レジンのみ

インプラントは基本的には保険適用外となります。ブリッジは適用本数や素材に制限がありますが、保険診療の対象です。

自由診療

自由診療は健康保険が適用されない治療で、医療費は全額負担になります。その分、保険診療のような制限がないため、お金をかけてでも自由度の高い治療を受けたい人におすすめです。

  • 治療に使う素材を選べる
  • 審美性の高い仕上がりにできる
  • 保険診療では使用できない機材や技術が使える

保険診療の場合、審美性はあまり考慮されません。また、使える素材や機材・技術などにも差があります。

より高い完成度を目指すのであれば、費用はかかりますが、自由診療を選ぶのもよい選択でしょう。

まとめ

「ブリッジにするかインプラントにするか」という悩みは、歯を失った多くの人が直面する悩みです。

どちらにもメリット・デメリットがあり、一人一人のライフスタイルや希望を考慮しながら決める必要があります。

使用感や見た目、費用などについてよく考えながら、自分に適した治療を選びましょう。

AKIデンタルクリニック矯正歯科・小児歯科医院では、インプラント治療をはじめ、歯のお悩みについて幅広い症例に対応しています。

ブリッジとインプラントのどちらを選ぶべきか迷っている、どちらが合っているか知りたいといったご相談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

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