正しい歯医者の選び方!選ぶポイントや見分け方を紹介
medical column日本には数多くの歯医者があり、その数はコンビニを上回るほどです。そのため、「どの歯医者を選んだらいいかわからない」「歯医者選びに失敗したくない」と考える方も多いのではないでしょうか。
実際に通ってみないとわからない部分もあるため、事前にどの歯医者が自分に合っているのか完全に判断することは難しいと感じる方も多いでしょう。この記事では、歯医者の選び方のポイントや注意点を紹介します。
歯医者の選び方のポイント
歯医者の選び方のポイントはいくつかあります。ここでは、歯医者の選び方で知っておきたい9つのポイントを順番に紹介します。
通いやすいエリア
歯医者を選ぶときには、通いやすいエリアにあることも重要です。歯科治療は一回の通院で治療が終わることは少なく、複数回の治療が必要になるケースがほとんどです。歯の矯正やインプラントになると、さらに長期的に通う必要が出てきます。
また、治療が終わっても定期検診で通い続ける場合もあるため、自宅や職場から通いやすいエリアにある歯医者を選ぶことがポイントです。歯医者のホームページで住所や駅からの距離をチェックし、できるだけ少ない負担で通える歯医者を探しましょう。
医院までの距離が遠くアクセスが悪いと、歯科医院が疎遠になって治療が中途半端で終わってしまう可能性もあります。この場合、患部の処置がしっかりできていないと、細菌が侵入しやすくなることや、歯が割れてしまうようなこともあるため注意が必要です。
ちなみに、仕事で平日の日中に受診が難しい場合は、「土日に受診対応」「20時まで営業」のように、休診日や営業時間も合わせて確認しておくことをおすすめします。
最新の医療機器が備わっている
良い歯医者の特徴として、最新の医療機器が備わっていることが挙げられます。歯医者は常に細菌との戦いであり、細部にこだわることが治療精度の向上につながります。
マイクロスコープや高倍率ルーペなどを用いることで、肉眼や電子指針では把握することが難しい歯の神経の治療を高い精度でサポートすることが可能です。
インプラントや歯科矯正を行う歯医者であれば、CTスキャンの機器が導入されていることもポイントになります。新しい機器であれば、3次元の画像を撮ることが可能であり、血管や神経の位置も立体画像で確認可能です。
これらの情報をもとに、ソフトウェアを用いてシミュレーションを行うことで、安全に治療を行うことができます。歯医者にどのような医療機器が導入されているかは、ホームページに記載されている場合があります。まずは歯医者のホームページをチェックし、どんな医療機器が使用されているかをチェックしてみましょう。
清潔感がある
歯医者を選ぶときは、清潔感があることもポイントになります。歯医者にはさまざまな年齢層や症状の方が来院するため、治療に使用する器具を消毒、保管するための設備があることや、院内の清潔感が保たれていることも大切です。
また、待合室にあるポスターがボロボロになっていたり、ホコリやゴミがたくさん落ちていたりなど、目に見える清潔感も必要といえます。
一方で、清潔感は実際に通ってみないとわからない部分も多いため、事前の判断が難しいという特徴もあります。ホームページで院内の様子を掲載していても、実際に通ってみると雰囲気が異なる場合もあるでしょう。
事前にチェックする場合は、具体的にどのような衛生管理がされているかをホームページで確認しておくことをおすすめします。しっかり衛生管理に力を入れている歯医者なら、「〇〇を導入して衛生管理を行っている」「〇〇の業者に依頼して清掃をしてもらっている」などの情報が記載されているはずです。
院内の雰囲気が明るい
歯医者は、できるだけ院内の雰囲気が明るいところを選ぶこともポイントです。歯医者に対し「虫歯治療が痛くて怖い」「治療中に何をされるかわからなくて不安」「歯を削る音が嫌」などのネガティブなイメージを持つ患者さんは多くいます。院内の雰囲気が暗いと気持ちも暗くなってしまい、歯医者に通うことが重荷になってしまう場合もあります。
定期的に通う必要があるからこそ、院内の雰囲気が明るい歯医者選びは重要です。具体的には、ホームページで以下のようなポイントをチェックしましょう。
- 明るい雰囲気に努めているという言及がある
- スタッフの定着率が高い
- 院内の写真の雰囲気が明るい
院内の雰囲気の明るさは色や光だけでなく、スタッフのチームワークや対応によっても変わります。ホームページでスタッフ情報が公開されている場合、スタッフがすぐに入れ替わっているような場合は注意が必要です。一方、スタッフの定着率が高い歯医者は院内の雰囲気がよいと考えられます。
また、スタッフのチームワークや雰囲気は歯医者が運用しているSNSの方がわかりやすい場合もあるため、あわせてチェックしてみましょう。
トータル歯科治療が受けられる
歯医者に通う場合に、矯正やインプラントを検討している場合はトータル歯科が受けられるところがおすすめです。例えば、矯正の検査で虫歯や歯周病が発覚した場合は事前にこれらの治療が必要になりますが、トータル歯科治療が可能であれば、同じ歯医者で処置・治療を受けられます。
また、同じ歯医者で治療を行うことにより、患者さんの歯や歯周組織の健康をトータルに考慮した包括的な矯正治療や歯科治療を受けられたり、通院にかかる手間や時間を節約できたり等のメリットもあります。
歯医者によって対応している治療は異なるため、どのような治療が受けられるかを事前に確認しましょう。
歯科医院のスキルや専門性が高い
歯医者を選ぶときは、適切な治療を受けられることも重要であるため、スキルや専門性の高さにも注目しましょう。スキルや専門性の高さはホームページに歯科医のプロフィールがある場合、取得している資格や経歴などを確認しましょう。
他にも、歯科用のCTレントゲンは専門性の高い歯医者に導入されているように、導入している設備から判断できる場合もあります。
また、すべての治療を高いレベルで一人の歯科医が行うことはできないため、専門医との連携がとれているかも大切です。専門医とは、歯周病専門医、インプラント専門医、矯正専門医、口腔外科専門医など多岐にわたります。
これらの専門家は専門分野の治療を多く行っているため、スキルはもちろん、予後に対する予測も立てやすいため、高度な治療計画を立てることが可能です。同じ歯医者に複数の専門家が在籍しているケース、必要に応じて連携するケースなどがあるため、どのような体制になっているかも確認しましょう。
検査や治療の説明が丁寧である
歯医者を選ぶポイントとして、検査や治療の説明が丁寧であることが挙げられます。どのような目的でどんな検査をするか、歯はどの程度削らなければならないのかなど、治療に関する説明を受けられないと不安を感じやすくなるものです。
不安が強くなってくると歯医者に行くことにストレスを感じるようになり、途中で治療をやめてしまう原因にもなります。
また、説明が雑だったり高圧的だったりすると、質問したくても意図した返事がもらえないことや萎縮して質問ができなくなることもあるでしょう。安心して通うためには、丁寧に説明してくれることや聞きやすい雰囲気が大切です。
歯医者の説明が丁寧かどうかは、ホームページをチェックするだけでは十分に判断できない部分もあります。そのため、無料相談や無料カウンセリングなどを行っている歯医者がある場合は、足を運んでみて説明を受けてみるのもよいでしょう。
料金がわかりやすい
歯医者を選ぶポイントとして、料金のわかりやすさも挙げられます。歯医者の料金設定は保険診療と自由診療で異なり、保険診療は費用が安くなる代わりに治療に使用できる材料に制限があります。
自由診療では最先端の治療が受けられる一方で、治療費が全額負担となって高額な治療費となります。特にインプラントや歯の矯正は自由診療となるため、事前にどれくらいの費用がかかるか把握しておきたいものです。
料金のわかりやすさについてはホームページをチェックし、料金表があるか確認しましょう。また、実際に治療を進めていくと歯のトラブルが見つかって別途料金が発生するようなケースもあります。
まずは無料カウンセリングや無料相談で、追加料金がどれくらい想定されるかも聞いておくと安心です。あわせて、「クレジットカードは使えるのか」「医療ローンは使えるのか」など支払方法についても確認しましょう。
滅菌・消毒の運用体制がしっかりしている
感染症の流行期などは、滅菌や消毒の運用体制が特に重要なポイントになります。患者さんの口の中に触れる器具は清潔さが必要なため、洗浄や滅菌を徹底して行っている歯医者を選びましょう。
また、治療台のように体が触れる場所についても、患者さんごとに清掃を行っていることが重要です。多くの歯医者では滅菌・消毒の運用体制ができていますが、これらの対策にはコストがかかるため、中にはしっかりと対応できていないところもあります。
滅菌や消毒の運用体制はホームページをチェックし、具体的にどのようなことが行われているか言及されているかチェックしてみましょう。できるだけ衛生管理の取り組みを提示している歯医者を選ぶことが大切です。
歯医者の選び方で注意するポイント
適切な治療を受けるためにも歯医者選びは重要です。ここでは、歯医者の選び方で注意するポイントを紹介します。
口コミだけで判断しない
歯医者選びでネットの口コミを参考にしている方は多いでしょう。ネットの口コミは実際に体験したことを投稿している内容であれば参考になりますが、中には口コミ専門業者が投稿している場合もあるため、すべての情報を鵜呑みにしてしまうのはリスクがあります。
匿名性の高い口コミだとライバルが評判を下げるために、意図的に悪い口コミを投稿していることもあるでしょう。また、口コミ内容も主観であるため、感じ方や捉え方は人それぞれです。すべての人が同じように感じるとは限らないため、口コミを重視するよりも実際に歯医者に訪れて歯科医やスタッフの対応もチェックしたうえで判断することをおすすめします。
自分が必要としている治療が受けられるか
歯医者を選ぶ際には、自分が必要としている治療が受けられるかも確認しておく必要があります。
例えば、歯の矯正を受けたい場合に、矯正方法としてはワイヤー矯正とマウスピース矯正の選択肢があります。この場合、難しい症例の矯正ならワイヤー、目立たずに矯正したいならマウスピースが最適です。
仮にマウスピース矯正で対応できない症例だった場合、歯の矯正方法はワイヤー矯正となります。しかし、ワイヤー矯正の実績が少ない歯医者だと適切な治療が受けられない可能性もあるでしょう。
同じ治療でも、より自分が必要としている治療が受けられるか、さらにはその分野で実績があるかも重要となります。これらを踏まえたうえで、自分に合う歯医者を選びましょう。
まとめ
この記事では、歯医者を選ぶポイントや注意点を紹介しました。
歯医者を適当に選んでしまうと、納得できる治療が受けられなかったり、途中で中断したりする可能性もあります。立地や技術的な部分はもちろん、歯医者の雰囲気や歯科医、スタッフの人柄、説明の丁寧さなどもチェックしておきましょう。
自分に最適な歯医者を選ぶことで、治療だけでなくその後のメンテナンスも継続しやすくなります。歯医者選びで悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
AKIデンタルクリニック・矯正歯科医院は、マウスピース矯正、インプラント、歯周病再生治療をはじめ、小児歯科や虫歯治療も行っています。当院のメインコンセプトは「あかるく・きれいで・いい笑顔」であり、患者様にゆとりある空間や時間の提供を行っています。
清潔環境や滅菌、殺菌にも力を入れており、ダスキン監修の滅菌殺菌ルームを完備し、抗菌サポート契約もしています。「歯の状態が気になる方」「矯正やインプラントを検討している方」も、お気軽にお問い合わせください。