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マウスピース矯正とは?効果・メリット・ワイヤー矯正との違いを紹介

medical column

マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを装着して歯を動かす矯正方法です。
歯の矯正を検討している方の中には、「マウスピース矯正とワイヤー矯正は何が違う?」「マウスピース矯正のメリットや注意点が知りたい」という方もいるのではないでしょうか。

この記事では、マウスピース矯正の流れやメリット、注意点を詳しく紹介します。

マウスピース矯正(インビザライン)とは

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、ワイヤーやブラケットを使用せずに透明なマウスピースを装着して歯を動かす新しい矯正方法です。
近年、歯の矯正方法として注目されているインビザラインもマウスピース矯正の一つです。

インビザラインはアメリカのアライン・テクノロジー社が開発し、マウスピース型カスタムメイド矯正装置に分類されます。
膨大なビッグデータをもとにつくられる予測実現性の高い精密なマウスピースを使用し、幅広い歯の状態に対応できることが特徴です。

ここでは、マウスピース矯正の効果やワイヤー矯正との違いについて解説します。

マウスピース矯正の効果

マウスピース矯正を行うことで、歯の位置や噛み合わせの修正、歯並びが改善されます。正しい噛み合わせは、食事や口を閉じる際の快適さにも影響を与えるでしょう。
マウスピース装着でこのような効果が得られる理由は、形の異なるマウスピースを定期的に交換し、歯を動かしていくためです。

具体的には、現在の歯並びから理想の歯並びに向けて少しずつズレの生じるマウスピースをたくさん作り、意図的に強制力をかけることによって歯が動きます。
歯が動くのは骨の代謝が常に行われているためで、その過程で骨の形状も変化しています。
マウスピース矯正はこの代謝を利用し、歯を動かして理想の歯並びを手に入れる治療法です。マウスピースは取り外しができて、さらに無色透明で目立ちません。

ワイヤー矯正との違い

ワイヤー矯正とは、歯にブラケットと呼ばれる矯正装置を接着して、そこにワイヤーを通すことで強制力をかけて歯並びを改善していく治療方法です。
マウスピース矯正の普及前は、ワイヤー矯正が歯の矯正方法として一般的な方法でした。
過去の膨大な実績があることや、大きく歯を動かしたり細かく動かしたりなど、調整力に優れているメリットもあります。

一方で、マウスピース矯正に比べると矯正装置が目立ちやすいことや、取り外しができないことで食事や歯磨きがしにくいデメリットもあります。
マウスピース矯正もワイヤー矯正も一長一短があるため、どちらの方が適しているかは生活シーンや症状などによって異なり、最終的には医師に相談して治療方法を決めます。

マウスピース矯正の流れ

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、以下のような流れで治療が進んでいきます。

  1. カウンセリング
  2. 検査・検診
  3. シミュレーション
  4. マウスピース発注
  5. 矯正前治療
  6. マウスピース装着
  7. 定期通院
  8. 保定

最初にカウンセリングを受けて、「現在の歯並びをどのように改善したいか」「希望する矯正方法はあるか」などの質問に対して患者さんが答えていきます。
カウンセリングは無料で行っている歯科医院も多いですが、受けたからといって契約しなければならないわけではありません。
まずは気軽に相談し、医師の説明を受けてから治療を行うかどうかを判断しましょう。

マウスピース矯正治療を始める場合は検査や検診を行いますが、虫歯や歯周病などの病気がみつかった場合は、先にこれらの治療を進めることになります。
マウスピースを装着して治療している間は、1〜2ヶ月に1回程度のペースで定期通院し、矯正が計画通りに進んでいるかどうかの確認が必要です。

矯正が終わった後は保定期間に入り、リテーナーと呼ばれる装置を装着して動かした歯を新しい位置に固定します。
マウスピース矯正にかかる期間は矯正範囲によって異なるものの、全体であれば歯を動かすのに1~2年、保定期間に1〜2年かかります。
部分矯正だと、歯を動かすのに3ヶ月〜1年、保定期間に3ヶ月〜1年ほどです。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正

マウスピース矯正には、さまざまなメリットがあります。ここでは、マウスピース矯正のメリットを紹介します。

外から気づかれにくい

マウスピース矯正は、装置が目立たず外から気づかれにくいメリットがあります。
治療に使用するマウスピースは薄くて透明度が高いため、笑顔をみせたり、口を開けたりしても矯正中であることはわかりにくいです。

従来のワイヤー矯正は歯の表面にブラケットを貼りつけ、そこにワイヤーを通すことから、口を開けると矯正していることが目立ちます。
歯の矯正が目立ってしまうことに抵抗感があり、それが矯正をしたくてもためらう原因となっている方も少なくありません。

矯正装置の見た目が理由で断念してきた方にも、外から気づかれにくいマウスピース矯正は最適な治療方法です。
接客業や営業職のように、人と接する機会が多い仕事をしている方からも支持されています。

自分で取り外しができる

マウスピース矯正のメリットは、ワイヤー矯正と違い自分で取り外しができることです。
歯磨きやマウスピースを洗浄したいときなど、必要に応じて自分で簡単に取り外して管理ができます。
食事に制限もなく口内が清潔に保てることや、記念撮影のように見た目が気になるシーンで短時間だけ外すことも可能です。

一方で、マウスピースの取り外しには正しい手順があり、無理に装着したり外したりすると破損する場合もあります。
慣れていない最初のうちは、鏡を見ながら離脱の練習を行うとよいでしょう。

痛みや違和感が少ない

マウスピース矯正は、痛みや違和感が少ないことでも人気がある矯正方法です。
矯正で痛みが生じるのは、歯が動く際に周囲にある歯根膜が伸びたり縮んだりするためで、歯の移動量が大きいほど痛みも強くなりやすい特徴があります。
マウスピース矯正の痛みや違和感が少ない理由として、マウスピース1枚あたりの歯の移動量が0.25mmと少なく設計されていることが挙げられます。

さらに、コンピューターによって矯正力を考慮して製造されているため、必要以上の力がかかりません。
ワイヤー矯正だと、会話や食事のときにワイヤーが粘膜に接触し、傷ついたり口内炎ができたりして痛みが生じることもあります。
マウスピース矯正は弾力がある滑らかな素材のため、粘膜を傷つけることも少ないです。

歯を抜かずに矯正しやすい

マウスピース矯正のメリットは、歯を抜かずに矯正しやすいことです。
そもそも歯並びが悪くなるのは歯の大きさに対してアゴが小さく、すべての歯がきれいに並ぶスペースがないことが原因として挙げられます。
そのため、症例によっては抜歯が必要になりますが、マウスピース矯正は歯を後ろに動かすことも得意であるため、抜歯せず矯正しやすい特徴があります。

ただし、マウスピース矯正でもアゴの大きさが原因で歯並びが乱れている場合や、歯の生え方や位置が悪い場合は抜歯が必要になることもあります。
また、重度の歯周病や虫歯でマウスピース矯正に耐えられないような場合も抜歯が必要です。

金属アレルギーの心配が少ない

金属アレルギーの人も、マウスピース矯正なら安心して治療を進めることができます。
「歯の矯正は金属アレルギーの人だと難しい」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
これは、ワイヤー矯正に使用されるブラケットやワイヤーにニッケルやクロム、コバルトなどの金属が含まれており、アレルギー反応を起こすリスクが少なからずあるためです。

一方、マウスピース矯正の矯正装置には金属が使われていないため、金属アレルギーの心配はありません。保定期間についても、金属を使ってない保定装置を使用できます。
しかし、一部の装置には金属アレルギーに反応する素材が使われている場合もあるため、カウンセリング時に相談しておくと安心です。

通院回数が少ない

マウスピース矯正は担当医の指示に従い、自分自身でマウスピースを交換するため、歯科医院の通院回数が少なくて済むメリットがあります。
ワイヤー矯正で起こりがちな装置の脱落やワイヤーの傷みなどのトラブルが原因で、歯科医院に駆け込むようなことも少ないです。

また、通院頻度が少ないだけでなく、矯正治療を計画通りに進めやすいため、スケジュールが立てやすいメリットもあります。
通院回数がどれくらいになるかは歯科医院の方針によっても異なるため、カウンセリング時に確認しておくとよいでしょう。

マウスピース矯正の注意点

マウスピース矯正

マウスピース矯正には多くのメリットがある一方で、以下のような点に注意する必要もあります。

1日20時間以上の装着が必要になる

マウスピース矯正はいつでも取り外しができる一方で、1日20時間以上の装着が必要となります。
その理由は、マウスピースを装着して歯に力を加えて動かす必要があるためで、外している時間が長くなると歯に適切な強制力が加わらなくなります。
せっかく歯が動いても力を加えることをやめると、元の位置に戻ろうとする後戻りが起きてしまいます。

さらに、後戻りが生じることによって、事前に作っておいたマウスピースが合わなくなり、治療が中断して作り直しの費用が別途かかることもあるため注意が必要です。
また、簡単に取り外しができてしまう分、装着を忘れてしまうリスクも高くなります。
つけ忘れに不安を感じるような場合は、スマホのアラーム機能を利用してつけ忘れを防止したり、メモを書くようにしたりなどの対策が重要です。

自己管理が必要になる

マウスピースは自己管理が基本となるため、適切に管理ができていないと、矯正がスムーズに進まないことやトラブルが発生する場合があります。
例えば、マウスピース矯正はワイヤー矯正と違って装置の交換を自分で行うため、交換のタイミングを忘れてしまって計画通りに進まないようなこともあるでしょう。

また、マウスピースを紛失してしまうこともよくあるトラブルの一つで、外食中にマウスピースを取り外してティッシュに包んで捨ててしまったり、歯磨きをする前に取り外して物にまぎれて紛失してしまったりなど、さまざまなケースがあります。
外出中でマウスピースを外すときは専用のケースに保管し、自宅の場合は置き場所を決めておくなどの対策が必要です。

また、取り外したマウスピースは、唾液や汚れが石灰化してマウスピースが汚れることを防ぐためにも、流水で洗ってから装着しましょう。

適応できないケースもある

マウスピース矯正は、以下に該当すると適用できないケースもあります。

  • 重度の歯周病
  • あごの骨格に問題がある
  • 複数のインプラントが入っている
  • 埋まっている歯がある
  • 多くの抜歯が必要

このように歯や骨格などにトラブルがある場合や、インプラントが入っているとマウスピースができない可能性があります。
しかし、実際にマウスピース矯正ができるかどうかは医師が診察を行って判断します。
上記に該当する場合でも、事前治療で受けられるようになったり、ワイヤー矯正だと対応していたりする場合もあるため、まずはカウンセリングや相談することをおすすめします。

まとめ

この記事では、マウスピース矯正の治療の流れやメリット、注意点などを紹介しました。

マウスピース矯正はワイヤー治療に比べると、目立ちにくいことや痛みが少ないこと、取り外しが自由にできるなどのメリットがあります。
その一方で、装着時間を守らないと正しい効果が得られないことや、自己管理が必要になるなどの注意点もあります。
また、歯や骨格によってはマウスピース矯正ができないケースもあるため、まずは歯科医院の無料相談や無料カウンセリングを利用しましょう。

AKIデンタルクリニック・矯正歯科医院は、ワイヤー矯正、マウスピース矯正(インビザライン)、それぞれの混合矯正に対応しています。
シミュレーション3D動画を使い、患者様に分かりやすい説明を心がけています。

また、4D精密設計マウスピース矯正の無料診断・相談を行っており、最適な矯正治療のコースを提案させていただきます。
「歯の矯正に興味がある」「歯の矯正について詳しく知りたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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